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小谷堂本店

小谷堂本店

ハンドメイド 焙煎機

●焙煎のきっかけ。
一番初めは、飲めるコーヒーまで色付かせて見たいといった簡単な動機で焙煎を始めたのです。一番初めはもちろん銀杏炒りの網を使いました。これは気合が必要です。30分間もひたすら手網を振りつづけるのです。ガスコンロから20センチくらい離して30分位揺らし続けるのです。これが、1回に炒る量が少ないものですから大変です。量は多くて150Gくらいです。時間も、手も、腕もだるくなるんです。でも面白いですよ!病み付きになります。私の方法は、始め30センチくらい火から離し匂いが出てきたら、今度は少し20センチくらいまで近づけて一気に焼き上げていました。このときは火力は一定にして炎からの距離で火加減を調製していました。この手網を使うことによって、焙煎の基本みたいなものを学んだような気がします。焙煎って面白いんですよ!豆により、炒っているときの匂いが違うんです。例えばロブスタ種ですと、泥くさいような匂いがします。豆の持つ個性が良く分かるような瞬間ですね~。

●更なる便利を求めて
このように手網で焙煎していましたら、腕がだるくてしかたないんです。それで、どうにかして横着ができないかと考えて、固定式の手回し焙煎機1号の登場になるわけです。はい、(パチパチ!)。この1号は麺をゆでて、お湯を切るときに使う物で作りました。価格は3750円くらいかな。それに軸に豆をかき混ぜる羽をつけたものを取り付けて完成です。ほんとうに言葉で表現するのは大変ですよね。読んでも分け分からんよね~。では追加して、お湯きり道具は円柱状のステンレスの網で出来た物です。それを中心で支える軸を通します。(お湯きりとして使うときは縦に湯の中に入れて使いますが、焙煎機用には横にして使います。)この通したものに3本ほど中心の軸から豆をかき混ぜるように、ハエたたきみたいな形のステンレス製のもの〈軸と直行するように、軸を回すとそれが豆をかき回すようになっている)をつけているのです。ますますこんがらがってきたぞ~。いかに言葉にする能力がないか、分かりました(笑)。試作機はこれに、軸をさえるもので完成でした。試しに焼いてみると、熱効率がどうも悪い感じでした。で、今は全体を覆うように四角の薄い鉄板で取り囲んでいます。それをガスコンロの上に備えつけています。覆いの大きさは30cm立方くらいです。

●この焙煎機1号の使い方は、ガスを強火で予5分間加熱します。加熱したら中火にして生豆の投入です。投入したらひたすら焦げないように回します。火力は豆の量によって若干調製が必要ですね。その焙煎機の上は四角い鉄板で覆ってある訳ですが、上の鉄板を焙煎具合によりずらしてダンパーのような使い方をしています。もちろん右から少しずつずらして中の焼け具合が確認できるようになっています!焼き上げ時間は投入から12分くらいでOKです。豆量と火力の関係で時間は変わってきます。そして最高焙煎量は400gくらいですね。この焙煎機何処から生豆を投入するか知りたくありませんか??かなり変わった方法ですが〈ジャジャ~ン!)焙煎機の網を切って穴が開けてある(上から見たら)右から投入します。そこから豆の状態を確認できます、軸を中心に右回り用に作って有るから、混ぜていると豆は左下に寄りたがるのです。めったなことが無い限り(横から見て)右上にまで上がってきませんよね。

●この焙煎機のお湯きり網の下には餅焼き網が敷いてあります。ここには石焙煎用に石が敷き詰めてあります。この上にチャフ(豆のかす)がおちることがあるので、時には風を送り込んでやらないといけないのです!焦げ臭がつくといけないでしょう~。このように1号はなかなか良くできたものなんです。

●本日改良しました。熱効率を大幅にUP!
これによって今までの余熱時間が要らなくなりました!ということは、石も使っていないのです。石を使うことによる遠赤外線効果は無くなりましたが、少量使うってことは個人的にはアリ!です。しかし、熱効率の良さにより、直火焙煎の味の基本を知ったような感じがしましたよ。更なる使い勝手のよさ、味の向上を求めて研究は続く!2001/11/08

●またまた改良。今回は熱風式に?
日記にも書いたのですが、良くある家庭式のガスコンロに焙煎機を載せているのです。2つの火が出るところの左を使っているのですが、今回はこの右側の熱を利用しました。右の熱を覆うようにして左の焙煎機まで引っ張ってきました。これが一苦労!焙煎機の囲いの右側を熱風が通るようにくりぬきました。そうして右のコンロの火をつけての焙煎です。直には火があたらないのに豆は焦げてくるんですね!感心しました。うんうん~。しかし、ひとつ欠点が!缶でこの熱を引っ張ろうとしたのだが、缶の臭いが豆についてしまいます。おまけに缶ですと、熱効率が悪いのです!思わぬ落とし穴が!作り直しかもしれませんね~~。報われる日はくるのでしょうか。おまけに熱風式で焙煎時間が短くなるのか!と喜んでいましたが、別段変わった様子はない。これでは熱風式の意味が無い?まだまだ試行錯誤は続く!2001/11/16

●焙煎機を作ってみたいというような方は、ご連絡ください!分かる範囲でお教えいたします。生豆もありますので、ご相談ください。なんでも~~



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